プリン創世記

はじまりの世界には、何もありませんでした。
光も闇もない、完璧な無の世界だったのです。

ある時、無の世界に原始の鶏ケッケ・ルーがやってきました。

ケッケ・ルーは生命の根源たる卵を産み落としました。
そしてそのまま、異なる世界へ消えてしまいました。

次にやってきたのが天地創造の神、プリン神でした。
プリン神は生命の根源たる卵を割り、
智慧の銀匙で大きく、ゆっくりとかき混ぜました。

生命の根源たる卵の中身が流れ出して飛び散り、
その渦は数えきれない星と銀河系になり、
数多の命が誕生したのです。

やがて七色に輝く原初のプリンが顕現し、
完成したプリンはプリン神がおいしくいただきました。

プリン神はおいしいプリンを食べたかっただけで
特に世界を作るつもりはなかったのですが、
原初のプリンの副産物として宇宙と生命が誕生したのです。

だからこそ私たちはこの偶然の奇跡に感謝し、
謙虚に生きなければなりません。

そして、プリン神は今もこの宇宙で待ち続けています
最幸の日……次のケッケ・ルーが卵を産み落とす日を。


今日のことば